みんな大好きなあれ!

お久しぶりです。なかなか激レアなニュースもなく書く機会がなかなか無い中、テストや面談...などなどが重なり更新が滞ってしまいました💦
さて、今日はみんな大好きなあれのお花のお話。

それは...

天津甘栗


に使うチュウゴクグリの園芸品種、天津です。
チュウゴクグリ(Castanea mollissima)とは、中華人民共和国を中心に分布するクリのこと。日本でよく栽培される「筑波」や「丹沢」などのニホングリ(Castanea crenata)よりも少し小ぶりです。

ここで少しクリのお話。
一般にクリと呼ばれる植物は、ブナ科クリ属の落葉樹。
世界には主に4種あり、
日本で広く栽培されるニホングリ。
中国や東南アジアを中心に栽培されるチュウゴクグリ。
アメリカの原住民が材や食料としていたアメリカグリ(Castanea dentata)。
マロンと呼ばれヨーロッパに分布、利用されるヨーロッパグリ(Castanea sativa)。

また、これらの交雑種もあります。例えば高級なクリとして名高い、「利平」はニホングリとチュウゴクグリの間の子。
それぞれの良いところを持ち合わせていて経済栽培にはうってつけです!

チュウゴクグリの花

去年導入したチュウゴクグリの天津。接木2年目なのに主枝に開花しました。
すっと伸びたのにゴツゴツと着いているのが雄花、
その根元にある花火みたいなのが雌花です。
時期も見た目もニホングリとはかなり違います。
ちなみに下の写真がニホングリ。雄花は6月の頭、雌花は中旬に撮影したものです。
今は着果し、だいぶ肥大。可愛い5センチほどのイガが実っています。
その下にはチュウゴクグリの花のアップを載せておきました。



ニホングリ「筑波」の雄花
↑ニホングリ「筑波」の雌花。↓チュウゴクグリ「天津」

かにえジーン/高校生の遺伝子資源保護活動

主に植物の遺伝子資源保護をしているかにえジーンです。植物導入数は1200種程です。

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